防火管理者|誰がなるの(大家さん?テナントさん?)
建物の使用開始後は
・防火管理者を定め
・消防計画を作成し
・定期的に消防設備の点検・検査・報告
を行わなければなりません。
防火管理者は、とても重要な役割です。
防火管理者は、テナントさんにお願いしましょう
消防法では、誰が管理者になるのか?明確な定めがありません。
つまり、誰がなっても良いわけです。
ただ、実務上はやはり入居テナントさんに就いてもらうことが賢明です。
その理由は2つ。
・有事の際に、現場にいるテナントスタッフが、防火の知識や対応を知っているべき
・テナントスタッフに、火事の怖さを知ってもらい、常に防火意識を持ち続けてもらうべき
オーナーさんは、テナントビルに常駐していません。
本当に火災が起きた時に、いの一番に対応するのは入居して、その場にいるテナントさんです。
だから、事情を説明して契約書に盛り込みましょう。
※
個別のテナント単位で、防火管理者を選任しましょう。
(統括防火管理者は、大家さんが良いです)
既に契約済で、契約書に定めが無い場合は
交渉してお願いしましょう。